ジムニー小物入れの選び方|場所ごとに変わる収納の正解

ジムニー車内スペース活用を表すイメージ画像 ジムニー内装収納

ジムニーに乗り始めて最初に気になるのが、車内の小物置き場の少なさです。財布・スマホ・鍵・ドリンク——これだけでもう置き場に困るという声は、JB64/JB74オーナーのあいだでよく聞かれます。純正の収納スペースは用意されているものの、サイズや位置の使いにくさから「実質ほぼ使っていない」という人も少なくありません。

ジムニーの小物入れを増やすには、場所ごとに適したアイテムを選ぶことが近道です。運転席まわり・ダッシュボード・ドア・ラゲッジ(荷室)では、求められるサイズや取り付け方が違います。場所を無視して「なんとなくよさそう」なものを選ぶと、取り付けてみたら使い勝手が悪かった、という結果になりがちです。

この記事では、JB64/JB74の純正収納スペースの特徴を整理したうえで、場所ごとにどんな小物入れが向いているかをまとめています。MTとATで使えるアイテムが違う点や、車種専用品と汎用品の使い分けについても触れていきます。

  1. ジムニーの純正小物入れは何がある?場所と使い勝手を整理
    1. グローブボックスは書類専用と割り切るのが現実的
    2. サイドブレーキ横の小物入れはMTとATで使い勝手が変わる
    3. ドアポケットは「入れたものが取り出しにくい」という点に注意
    4. ラゲッジボックスはグレードによって有無が異なる
  2. 運転席まわりの小物入れを増やす方法【コンソールトレイ・ダッシュボードトレイ】
    1. コンソールトレイはAT専用品が中心——MT車は対応品を確認してから選ぶ
    2. ダッシュボードトレイはスマホ置き場と小物入れを兼ねる
    3. アームレスト付きコンソールボックスは収納と疲労軽減を兼ねる
  3. ドア・グリップまわりの小物入れ——専用品の追加で使い勝手が大きく変わる
    1. ドアグリップポケットはドライバー1本で追加できる
    2. アシストグリップ下の収納ポーチは荷物固定にも応用できる
    3. サングラスホルダーはデッドスペースを活かしたピンポイント収納
  4. ラゲッジ(荷室)の整理整頓に使える収納グッズ
    1. 車種専用のラゲッジボックスは後部座席の肘置きにもなる
    2. コンテナボックス・トランクカーゴは汎用品で対応できる
    3. 助手席下の空きスペースは薄型収納ケースが入る
  5. 車種専用品と汎用品、どちらを選ぶかの判断基準
    1. 車種専用品はフィット感が高く取り付けやすい
    2. 汎用品は費用を抑えやすいが適合確認が必要
    3. 初心者はまず運転席まわりの専用品1点から始めるとよい
  6. まとめ
  7. 当ブログの主な情報源

ジムニーの純正小物入れは何がある?場所と使い勝手を整理

JB64/JB74には純正の収納スペースがいくつか設けられていますが、それぞれサイズが小さく、収納できるものに限りがあります。何がどこにあるかを把握しておくと、どこを補強するかの判断がしやすくなります。

グローブボックスは書類専用と割り切るのが現実的

助手席前のグローブボックスは一般的な乗用車にも備わる標準的な収納場所です。ただしジムニーの場合、車検証ケースや書類を入れるだけでおおよそ7割程度のスペースが埋まります。

残りのスペースに小物を追加することはできますが、スマホや折り畳み財布ほどのサイズになるとほぼ満杯です。グローブボックスは「書類を入れる場所」と割り切り、日常的な小物置きとして期待しないほうが運用しやすいでしょう。

サイドブレーキ横の小物入れはMTとATで使い勝手が変わる

センターコンソール付近、サイドブレーキレバーのそばに小さな小物入れが設けられています。二つ折り財布がギリギリ入らない程度のサイズで、ミンティアやガムの箱など、手のひらより小さいものが収まる程度の広さです。

MT車の場合は特にスペースが狭く感じられます。さらに増設電源キット(USBポート追加など)を装着していると、この上部スペースがさらに詰まってしまうことがあります。AT車では同じ位置でも周辺に若干余裕があり、後付けのコンソールトレイを追加しやすいという違いがあります。

ドアポケットは「入れたものが取り出しにくい」という点に注意

左右のドアトリムにはドアポケットが設けられています。マップや薄いウエスを入れておく程度のスペースで、ペットボトルを立てて収納できる深さはありません。

薄型のものを縦に差し込んでおく分には使えますが、深さがないために横倒しになりやすく、入れたものが取り出しにくくなる場合があります。ドアポケットを活用したい場合は、後述するドアグリップポケットの追加が有効です。

ラゲッジボックスはグレードによって有無が異なる

荷室床下には純正のラゲッジボックスが設けられています(XGグレードは設定なし)。工具や牽引ロープを収納するための縦長の形状で、日常的な小物を入れる場所としては使い勝手がよくありません。

リアシートを倒したときの荷室床面長は約980mmで、荷室容量は352Lとなります。ラゲッジボックス本体の収納スペースは限られているため、荷室の整理は別途アイテムで補強するのが一般的です。

【JB64/JB74 純正収納スペースのまとめ】
・グローブボックス:書類ケース入れるとほぼ満杯
・サイドブレーキ横:小さい小物のみ対応。MTはさらに狭め
・ドアポケット:薄いもの限定、深さが足りない
・助手席シート裏ポケット:ソフト素材で軽いものを収納可能
・ラゲッジボックス:XGグレードは設定なし、工具収納程度
  • 純正の収納は「ないわけではない」が、どれも容量が小さく使いみちが限られる
  • サイドブレーキ横の小物入れはATとMTで使い勝手が異なる
  • グローブボックスは書類専用と割り切り、ほかの場所で補強するのが現実的
  • ドアポケットは浅いため、薄いものや軽いものだけに限定して使うとよい
  • ラゲッジボックスはXGグレードに設定がなく、荷室収納は別途アイテムが必要

運転席まわりの小物入れを増やす方法【コンソールトレイ・ダッシュボードトレイ】

運転中に手が届く範囲に小物置き場を増やすことで、ドライブの快適さが変わります。ジムニー専用品として多くのアイテムが発売されており、工具なしまたはドライバー1本で取り付けられるものが大半です。

コンソールトレイはAT専用品が中心——MT車は対応品を確認してから選ぶ

シフトレバーまわりのデッドスペースを活用するコンソールトレイは、最もよく選ばれる小物入れのひとつです。スマホ・鍵・カード・ドリンクをまとめて置けるタイプが多く、純正内装に馴染むデザインの車種専用品が各メーカーから展開されています。

ただし、コンソールトレイの多くはAT(オートマ)専用設計です。AT車はシフトセレクターまわりに利用できるスペースが確保されていますが、MT車はシフトノブとその周辺の形状が異なるため、AT専用品は取り付けできません。MT車用の製品も存在しますが、商品数はAT用より少ないため、購入前に適合車種を確認することが大切です。

ダッシュボードトレイはスマホ置き場と小物入れを兼ねる

ダッシュボード上に設置するトレイは、スマホの置き場と小物収納を兼ねられるアイテムです。JB64/JB74専用設計のものは、ダッシュボードの形状にフィットするよう寸法が設計されており、後付け感が出にくいのが特徴です。

ワイヤレス充電機能を内蔵したタイプ(星光産業EE-237など)は、スマホをナビとして使う場合に充電しながら置いておけます。ただし車両側がワイヤレス充電に対応していない場合、別途給電用ケーブルの引き回しが必要です。取り付けの際は説明書を確認し、ダッシュボードへの直接貼り付けで問題ないかを確かめておくとよいでしょう。

アームレスト付きコンソールボックスは収納と疲労軽減を兼ねる

折りたたみ収納用品配置のイメージ

運転席と助手席の間に設置するアームレスト付きコンソールボックスは、内部に収納スペースを持ちながら肘置きとしても使えるアイテムです。500mlペットボトルや財布・鍵が収まる程度の容量を持つものが多く、長距離ドライブでの疲労軽減にも役立ちます。

取り付けはシートレールや床面のボルト穴を使うものが多く、DIYでの設置が可能です。ただし、車両への取り付けが安定しているかどうかを確認してから使うことが大切です。走行中に動いたり外れたりすると操作の妨げになる可能性があるため、付属の固定パーツはすべて使い、ガタつきがないことを必ず確認してください。

アイテム主な特徴MT/AT
コンソールトレイ(SEIWA等)スマホ・鍵・ドリンクをまとめて置けるAT専用が多い
ダッシュボードトレイスマホ置き場+小物入れ。ワイヤレス充電対応品もありMT/AT共通が多い
アームレスト付きコンソールボックス蓋付き収納+肘置き。容量が大きめMT/AT共通が多い
  • コンソールトレイはAT専用品が多く、MT車は別途対応品を探す必要がある
  • ダッシュボードトレイはスマホ置き場を兼ねられ、充電機能付きも選択肢に入る
  • アームレスト付きコンソールボックスは収納と肘置きの両方を兼ねる
  • 取り付け後にガタつきがないかを確認してから使い始めるとよい

ドア・グリップまわりの小物入れ——専用品の追加で使い勝手が大きく変わる

純正のドアポケットはほとんど使えないと感じているジムニーオーナーは多いですが、後付けのドアグリップポケットを追加することで、ドアまわりの収納力を大きく改善できます。取り付けが比較的簡単な点も選ばれる理由のひとつです。

ドアグリップポケットはドライバー1本で追加できる

純正のドアグリップにはポケットがありませんが、JB64/JB74専用設計のドアグリップポケット(星光産業EE-236など)を後付けすることで収納スペースを追加できます。グリップ部分に固定するため、ドライバー1本で取り付けでき、内装に馴染むデザインの製品が多く展開されています。

左右2個セットの製品が多く、運転席・助手席の両方に取り付けられます。スマホや小物を入れやすいよう、通常タイプと深底タイプの2種類が用意されている場合もあります。大きめのスマホを入れたい場合は深底タイプを選ぶとよいでしょう。

アシストグリップ下の収納ポーチは荷物固定にも応用できる

助手席のアシストグリップ(天井のつり革に相当する部分)の下スペースを活用する収納ポーチも展開されています。ウエストバッグなど汎用のバッグをカラビナでグリップに引っかける方法もあり、見た目がすっきりした状態で一定の容量を確保できます。

この方法は市販の収納グッズを使わずにデッドスペースを活かす点で応用が利きますが、走行中に荷物が揺れて他の部品に当たらないか、グリップへの負荷が問題ないかを確認してから使うとよいでしょう。車内に固定しない荷物は、急ブレーキ時に動いて危険になる場合があります。JAFの案内では、車内の荷物をしっかり固定することが走行安全の基本とされています。

サングラスホルダーはデッドスペースを活かしたピンポイント収納

バイザーやルームミラー付近にクリップ式で取り付けるサングラスホルダーは、サングラスをすぐに取り出したい場合に便利なアイテムです。ジムニー専用品ではなく汎用品でも対応できるため、費用を抑えやすいのが特徴です。

ドアグリップポケットやコンソールトレイとは用途が異なり、サングラス以外の小物を入れることはできませんが、その分ピンポイントで置き場が決まっている方には使い勝手がよいアイテムです。バイザー形状によっては取り付けられない場合もあるため、事前に確認してください。

【ドアグリップポケット取り付けの注意点】
・取り付けはドライバー1本で対応できる製品が多い
・深底タイプと通常タイプがあるため、入れたいものに合わせて選ぶ
・取り付け後、グリップの握りやすさに支障がないかを確認する
・走行中にポケット内の荷物が落ちないか、振動で外れないかも確認しておくとよい
  • ドアグリップポケットはドライバー1本で後付けでき、運転席・助手席の両方に設置できる
  • 大きめのスマホを入れる場合は深底タイプを選ぶとよい
  • アシストグリップへの引っかけ収納は手軽だが、荷物固定の安全確認が必要
  • サングラスホルダーは汎用品でも対応できるため、費用を抑えやすい

ラゲッジ(荷室)の整理整頓に使える収納グッズ

ラゲッジスペースは荷室容量こそ確保されていますが、床が滑りやすく荷物が動きやすいのが難点です。収納ボックスやラゲッジボックスを活用することで、荷物を固定しながら整理できます。

車種専用のラゲッジボックスは後部座席の肘置きにもなる

JB64/JB74専用設計のラゲッジボックス(セイワIMP182など)は、後部座席の中央部に設置するタイプで、肘置きとしても使えます。フタ付きの収納スペースが確保されており、貴重品や細かい荷物の一時置きに向いています。また車中泊時のテーブルとして活用できるタイプも販売されています。

純正ラゲッジボックスと比較すると収納容量が大幅に増え、車中泊やアウトドアでの荷物整理にも役立ちます。ただし設置スペースを占有するため、後部座席に人を乗せることが多い場合は取り外しのしやすさを確認しておくとよいでしょう。

コンテナボックス・トランクカーゴは汎用品で対応できる

無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」やゴードンミラー・THORなどのスタッキングコンテナは、ジムニー専用品ではありませんが荷室の整理整頓に活用している人が多くいます。蓋付きで積み重ねができ、荷物の種類ごとに分けて管理するのに向いています。

荷室の床が滑りやすいため、コンテナボックスの下にラゲッジマットを敷くと荷物の動きを抑えやすくなります。悪路走行後に荷物が動いて散乱しないよう、ラゲッジネットや固定ベルトと組み合わせる方法も有効です。

助手席下の空きスペースは薄型収納ケースが入る

助手席シートの下は意外に活用できるデッドスペースです。ジムニー専用設計の薄型収納ケース(シートレールの幅に合わせた製品)を置くことで、荷室を圧迫せずに収納場所を増やせます。

オフロード走行時に荷物が滑りやすい点を考慮し、蓋付きやマジックテープで固定できるタイプを選ぶとよいでしょう。入れるものは工具・軍手・緊急用グッズなど、すぐに取り出す頻度が低いものが向いています。

【積載・固定の基本的な注意点】
JAFの案内では、走行中に車内の荷物が動くと乗員への危険や後続車への落下物トラブルにつながるとされています。
・荷室の荷物はラゲッジネットや固定ベルトでしっかり固定する
・重いものは低い位置・奥側に置いて重心を安定させる
・急ブレーキ時に荷物がフロントシートへ飛ばないよう、バッグや箱に入れて管理する
  • 車種専用ラゲッジボックスは後部座席の肘置きや車中泊テーブルとしても使える
  • コンテナボックスは汎用品でも対応でき、蓋付きで積み重ねができるものが便利
  • 荷室の床が滑りやすいため、ラゲッジマットやネットとの組み合わせが有効
  • 走行中の荷物の動きに注意し、ラゲッジネット・固定ベルトを積極的に活用する

車種専用品と汎用品、どちらを選ぶかの判断基準

小物入れを選ぶとき、ジムニー専用品と汎用品のどちらがよいか迷う場面があります。両者にはそれぞれ特徴があり、用途や設置場所によって使い分けると失敗が少なくなります。

車種専用品はフィット感が高く取り付けやすい

SEIWA・星光産業・カーメイトなどのメーカーが展開するJB64/JB74専用品は、車内の形状に合わせて設計されているため、隙間なく取り付けられます。内装のデザインに合わせたカラーや質感の製品も多く、後付け感が出にくいのが特徴です。

取り付けも差し込むだけ、または付属のビスで固定するだけのものが多く、特別な工具や加工が不要です。初めて車内カスタムをする場合でも、専用品から始めると作業のハードルが低くなります。

汎用品は費用を抑えやすいが適合確認が必要

特定の車種に対応しない汎用品は、専用品と比べて価格が抑えられるものが多くあります。コンテナボックス・カーゴネット・収納バッグなどはとくに汎用品で十分なケースが多く、用途に合わせて選ぶと無駄がありません。

一方、運転席周辺など形状が特定のアイテム(コンソールトレイ・ダッシュボードトレイなど)は汎用品だと寸法が合わずガタつく場合があります。同じ「JB64対応」と表記されていても、グレードや年式によって適合しないケースがあるため、購入前に適合情報を必ず確認してください。

初心者はまず運転席まわりの専用品1点から始めるとよい

一度に多くのアイテムを取り付けると、かえってどこに何を置くか分かりにくくなることがあります。最初の1点は使用頻度が高い運転席まわりの専用品を選び、実際に使ってみてから不足している場所を追加する順番が、無駄なく整理できるやり方です。

取り付け作業はドライバー1本で対応できる製品から始めると、DIYが初めての方でも扱いやすいでしょう。使ってみて合わなかった場合に取り外しやすい製品を選ぶことも、最初のアイテム選びでは大切なポイントです。

選択肢メリット注意点
車種専用品フィット感が高く取り付けやすい。見た目も馴染みやすい汎用品より価格がやや高め
汎用品費用を抑えやすい。コンテナ系は特に有効形状が合わない場合があるため適合確認が必要
  • コンソールトレイ・ダッシュボードトレイは車種専用品を選ぶとフィット感が高い
  • ラゲッジの整理にはコンテナボックスなど汎用品でも十分対応できる
  • 「JB64対応」と表記されていても、グレード・年式・MT/ATで適合が異なる場合がある
  • 最初の1点は運転席まわりの専用品から選ぶと、効果を実感しやすい

まとめ

ジムニーの純正収納は、グローブボックス・サイドブレーキ横・ドアポケットなど一通り設けられていますが、いずれも容量が小さく、日常使いには補強が必要な設計です。場所ごとに適したアイテムを選ぶことで、使いやすい小物置き場を無理なく増やせます。

まず試してみるなら、運転席まわりのコンソールトレイかドアグリップポケットからが始めやすいです。どちらもドライバー1本で取り付けられる製品が多く、AT/MTの別と適合年式を確認してから購入すれば、取り付けで迷うことは少ないでしょう。

収納は一度に全部そろえなくて大丈夫です。まず1か所使いやすくなると、次に気になる場所が見えてきます。自分のジムニーをどう使いたいかに合わせて、少しずつ整えていきましょう。

当ブログの主な情報源